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スルガ銀行 第三者委員会の調査報告書 ④責任 続き

④責任の範囲(続き)

(4)白井専務

 白井専務はコンプライアンスを管掌する立場であったが、コンプライアンスが役職員の行動規範として機能していなかった。しかし、制度としては定められており現場のコンプライアンス意識が乏しいことを明確に把握していたという証拠はないので法的責任を問うことは難しい。ただし、適切に社内を見渡せば問題に気付くきっかけはあり得た。こうしたことに照らすと経営責任はある。

 担当役員ではあったが実質的な権力が弱かったので実質的には責任を果たしていない。ただ、組織の形式は作っていたから法的責任にまでは行かないということでしょうか。

(5) 岡崎元専務取締役

 岡崎元専務取締役は(6)の麻生執行役員の上司として麻生執行役員の行動を管理する必要がありました。しかし、岡崎氏は、「基本的に麻生氏から岡崎氏に稟議を上げてくるという関係にはない。」「麻生氏の審査部への圧力や人亊部への介入は知らなかった。」と供述しており、放置状態だったようです。

 また、営業本部長として、こうした行為を行員が看過して融資をしてしまうことを防止する体制整備の義務を負っていたが、不劳情報の登録の仕組みも不十分であり、また、営業本部として支店における自己資金確認資料の 原本確認(かけ声だけではなく実際に)徹底させることもないままに終わっています。しかも、所属長が原本確認を 行う時間的余裕が現実的に作れないようなノルマを踝していたというような状態でした。このあたりが、職務懈怠、善管注意義務違反ひいては経営責任を負うとことになったようです。

 基本的に管理責任の問題となっています。(6)の麻生執行役員は基本的に権限のない人がひた走っただけという結論になっていますから岡崎元専務が一番責任が大きいようです。一番責任が多い人の職務懈怠、善管注意義務違反ひいては経営責任がどれくらいの責任になるかが今後注視するポイントになります。

(6)麻生執行役員 元Co-Coo

 麻生氏は2001年以降一貫して営業本部の本部部署に所属しており、2015年4月に執行役員専務となった。015年4月にCo-COO兼力スタマーサ ポート本部長(現在の営業本部長)に就任し、さらにパーソナル•パンク本部長と首都圈営業部長も兼務することとなった。

 スルガ銀行では、執行役員は、雇用契約であると整理しているが(組織に関する規程 23条1項)、麻生氏は、社内規程により執行役員としての注意義務を負っていた。しあし、麻生氏は、審査部門の人事にまで介入して おり、それは自身の権限からも逸脱し、実質的にも審査を弱体化し、営業本部の下部組 織化するような行為であり、著しく不合理で、執行役員の注意義務に違反するものと思料する。

 次に、麻生氏が開催したのシェアハウス会議においては、「価格をつ り上げる目的で見込み家賃を周辺同等物と比較して高額に設定するケースがある」こと、 「空室リスタが高いこと」等の、構造的な問題やリスクが非常に大きいことが議論さ れた。しかしそれにもかかわらず、同氏は、家赁や物件価格の適正性、融資基準•評価基準の適切性等を検査せず、リスクを承知しながら取扱い地域を定める等ごく限定的な対応だけでさらにシェアハウスローンを推進してし まった。これは執行役員としての注意義務に違反するものと思料する。

 さらに、故岡野副社長の指示に反してスマートライフとの間の取引を営業店が行って いること知りながら、それを差し止めるなど適切な措置をとらなかったことは執行役員としての注意義務に違反するものと思料する。

 また、麻生氏はシェアハウスローンをはじめとして、収益不動産ローン において、業者(チャネル)が不正なエビデンスを作成してスルガ銀行に持ち込んでいていた以上、営業本部長として、こうした行為を行員が看過して融資をしてしまつことを防止し得るよう監督する義務を負っていた。しかし、審査部に取引停止処分を受けた業者との関係を敢えて続けさせるものである 以上、業者による不正行為を助長•誘発させるおそれがある行為であった。以上からすれば、麻生氏が、営業本部に おいて必要な監督を行う義務を怠っていたと認められる。

 以上の通りであるから、麻生氏は営業本部を任された執行役員としての注意義務に違 反していたものと認められる。

 なお、麻生氏については、センター長会議での度重なる叱責、営業邁進の厳命や、審査部に対して審査を通すよう強く要求したこ とも認められる。これらは、直ちに注意義務に違反するとまではいえ ないものの、企業風土の劣化を招く行為であったことは否定でき ない。その意味で、麻生氏がスルガ銀行で生じた企業風土の著しい劣化に寄与した度合いは大きい。

もっとも、麻生氏は経営陣ではない。そのため、「本件の構図」を産んでしまった要因 としてスルガ銀行における幾重もの情報の断絶が挙げられるが、 麻生氏はそのような情報の断絶を自ら生み出した立場ではない。麻生氏は、情報の断絶 が生じているスルガ銀行の中で、ひたすら営 業に邁進した立場というべきである。したがって、『本件の構図』を作った張本人ではな いし、その構図について责任があるとするのは酷であろう(それは経営トッブの貴任である)となっています。

 現場を暴走させたが現場の人間の責任しか追わないようです。今回の問題の構図を作った責任は岡崎元専務取締役のほうが重いようです。

 公認会計士・税理士 東條隆志 2018/10/17

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