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スルガ銀行 第三者委員会の調査報告書 ②日本的組織論

 前回比引き続きスルガ銀行問題です。

 最近東芝問題で上からの圧力をこなすために常軌を逸した行動をとってしまう。しかもそれが外から見たら問題外なくらい常識はずれだったりしてしまうということが起きているので「失敗の本質」という第二次世界大戦の日本軍敗戦を組織論的に検証した本が再度注目を集めていました。

『失敗の本質~日本軍の組織論的研究』 戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝夫、村井友秀、野中郁次郎・著

 スルガ銀行問題でも同様の組織論としての問題が起きています。失敗の本質で触れている特徴を見てみましょう。以下私見です。

 (1)あいまいな目的、さらに失敗を方向転換できず破綻する組織

 ガダルカナル島やインパール作戦など、悲劇の戦闘地域は歴史の教科書でも出てきますが、日本では戦略目的があいまいなままに戦闘が開始されています。その上、明らかに作戦が失敗しているにもかかわらず、戦力をさらにつぎ込んで、悲劇を拡大しています。

 日本軍は目的があいまいなままで「組織内の空気」によって作戦が決定されていきました。そのような非合理な決定が破綻したあとも容易に停止できず、本来チェック機構を有しているはずの組織原理もほとんど機能しませんでした。「だれも過ちを止められないまま」、悲劇的な破綻まで突き進んでしまったのです。

 スルガ銀行の場合は目的は利益を出すためとあるにはあるのですが、リスクとリターンの着地を明確にすることが͡͡できていません。故・岡野副社長はスマートライフの不芳情報を聞いてスマートライフの取り扱い中止を指示していますがシェアハウスの貸出をどこまでリスクをとるかを明確にしていません。さらに故・岡野副社長がなくなって以降歯止めが利かなくなっています。

 そもそもの問題点は理念とやっていることが全然違うということです。スルガ銀行のミッションは「ライフアンドビジネスコンシェルジュとして<夢をかたちに>する、<夢に日付を>いれるお手伝い」をするです。それの結果がこれですかという感じです。言ってることとやってることが全然違うということ自体が目的が表向きの目的と本音の目的が食い違ってしまいあいまいな話です。

 また、経営会議で問題点が報告されても方向転換に関する結論を出せていません。大問題となって騒がれた2018/1/16の経営会議にて危機管理委員会を設置するまでに先送りされた会議は以下のとおりです。

2015/1/16 経営会議で投資用マンション融資に関する集団訴訟の一部の案件で
      所得確認資料の偽装がある旨報告があるも対策について確たる結論が
      出ずに終わる。

2016/3月 雑誌FACTAに「かぼちゃの馬車スマートライフの裏側」と題する記事が
     掲載されたが、岡野専務は重要な情報ではなく、誹謗中傷の一種と認識し
     対応は不要と判断する。

2017/5/31 サクト(シェアハウス運営会社の1つ)会議開催。シェアハウスの取り
      扱いの今後の方針を決めるべきといった意見が出るが結論は出ずに終
      わる。

2017/9/21 信用リスク委員会ゲストハウス向け融資の審査の方向性が説明される
      も結論として再度検討の上で経営会議に諮ることとなった(経営会議に
      まで上がっていない)

2017/10/12 信用リスク委員会でサクトならびにガヤルドの関連事業の債務者
      状況が説明されゲストハウス向け融資のルール等が議論されるが、一部
      については持ち越しとなる。

2017/11/9 経営会議がなされるもシェアハウスについての特段の審議なく終わる。

 書類偽装の疑惑が生じてから危機管理委員会ができるまで3年たっています。3年と言えば日本が敗戦するまでの期間とそんなに変わらないです。それくらい問題先送りの文化ができやすいということです。

 日本人のいいところと悪いところの両面があって平時ではバランスが取れているのですが、悪い時に一気に破綻するパターンです。日本は同調圧力がとても強く協調できないとKYだ変わりもんだと言われます。

 それはいい時は問題ないのですが、悪い時にリードできる人がでてこない要因でもあります。みんなこのままではダメだよねというのは感じてても結局は何も決まらず空気で先延ばしされるという典型パターンにです。

 逆の素晴らしい事例があります。熊本のお弁当屋さん株式会社ヒライ様です。

http://www.hirai-wa.com/company/

私たちの使命は食を通じて世の人々に幸せと健康をもたらすことです。
そして、食のインフラ、食のライフラインになることを目指しています。

 熊本の震災のときに従業員も被災して1人亡くなられたそうです。それでも可能な限り店舗を開いて弁当を販売したそうです。お客様に感謝され今までにない従業員の一体感ができたそうです。

 それも使命を果たすという目的がはっきりしていたからです。スルガ問題から外れるので細かい話は割愛しますが、お話をお伺いするとかなり感動ものです。

 公認会計士・税理士 東條隆志 2018/9/17

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